2012年8月には1ドル=78円台→2013年2月には1ドル90円と急速な円高。
背景には、急速に進む貿易赤字が。
貿易赤字とは、輸出額よりも輸入額が上回ること。
円では商品が買えないので、ドルに換金してから輸入することに。
輸出の場合はその逆である。
輸入が輸出を上回るということは、円が売られドルに換えられる割合が増すこと。
よって円安になる。
OECD(経済協力開発機構)の試算では、日本円の適正な値は1ドル=107円とのこと。
円安になると輸出企業は利益が増え、商品を輸入する企業は経費が増え利益が減る。
輸入商品の価格は値上がりすることも物価上昇の指標に入れられている。
本来は、急激な円安による影響を加味して、対策(救済措置)をとるのが政府の役割
しかし、安倍政権は、物価の上昇に寄与するとして、逆に輸入商品価格の上昇を応援している。
輸入商品で価格が上っている主のもの(前年同月比上昇率)
木材製品 18.3%
石油・石炭・天然ガス 14.5%
食料品・飼料 13.4%
輸送用機器 12.1%
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